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『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』


磯田道史著『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』。
 
日本とは何か、
日本人とは何者なのか。
 
そして私たちは何をするのか、
また、しなければならないのか。
 
司馬遼太郎はそれらを考え、
発信し続けた作家。
  
著者の磯田さんはこの本の中で、
個々の司馬作品の評価ではなく、
 
司馬遼太郎自体をある種の歴史的現象として
分析、解説なさっています。
 
作品の生まれた時代背景は興味深かったです。
 
歴史家としての磯田氏の
目線を感じられて面白かった。
 
 
わたくしの一番好きな作家、司馬遼太郎。
ほとんどの作品を読んでいると思います。
 
司馬作品、わたくしのベスト3はといえば
『竜馬がゆく』、『菜の花の沖』、
 
そして『燃えよ剣』あたりでしょうか。
 
『竜馬がゆく』は青春群像劇。
意外と読みやすいです。
 
自分(の性格)に似ている
登場以人物が必ずいるので、
 
若いうち、できれば10代20代のうちに
読んでおかれるのが良いと思います。
 
 
ベスト3以外で心に残っているのは『国盗り物語』、
『坂の上の雲』、『殉死』、『花神』、『翔ぶが如く』。
 
『この国のかたち』、『街道をゆく』もよかった。
 
 
司馬作品をとっつきにくいと感じる人は、
『燃えよ剣』あたりから読むと入りやすいかも。
 
余談ながら『燃えよ剣』文中には、
九品仏のお面かぶりがチラリと出てきます。
 
おすすめ。
  
 
 


磯田道史 司馬遼太郎で学ぶ日本史
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ミュ ゼ浜口陽三・ヤマサコレクション『忘れられない、』

ヤマサ醤油の倉庫をリフォームし、設えた、
ミュ ゼ浜口陽三・ヤマサコレクション。
 

東京エアシティターミナル向かいに
こんなミュージアムがあったとは知りませんでした。
 

こういうのをプライベートミュージアムと
でもいうのでしょうか。
 

 
企画展『忘れられない、』。
 
カロリーナ・ラケル・アンティッチさんの
可愛らしくて静かな絵。
 

彼女の名前は知らなくとも、どこかでその作品を
目になさっているのではないでしょうか。
 
一見意味のないモノたちを、
超精密な木彫で表現する前原冬樹さん。
 
彼の作品を見ていたら
 
過剰なテクニックで軽やかなメロディをつま弾く
押尾コータローのギターを思い出しました。
 
前原さんの作品、ブリキの柿には特に驚きました。
ブリキでできた古ぼけた柿。
 
あれは本当に木でできているのでしょうか。
 
ブリキの隙間から空っぽの中が透けて見えました。
いったいどうなっているのか、裏側からも見てみたいです。
 
展示されている作品たちは特徴的なものばかりで
 
前原さんが、取るに足らないモノたちを
モチーフに選ぶ理由や
 
作品によって木質を変えるワケは
聞いてみたい気がします。
 
 
向山喜章さんは四角い
ワックスアート(とでも言ったらよいか)。
 
外光の降り注ぐ広々したところ、
たとえば空港ロビーのような場所へ、
 
向山さんの作品をたくさん並べたら
面白そうだなと思いました。
 
三人三様。
 
懐かしいような、
それでいてとても静かな作品たち。

それらを紡ぐのが浜口さんのメゾチントです。
 

 
メゾチントは銅版画の一種。
恥ずかしながらメゾチントははじめて見ました。
 
浜口さんの作品は、黒に
(エネルギーを溜めているような静的な)躍動感があって、
 
浮遊感があって、
果物の瑞々しさにも驚きました。
 
 
ノスタルジア。
 
企画展『忘れられない、』は、鑑賞者の胸に
「あの頃」を届けたかったのかな、なんて思いました。
 
2018年3月24日(土)の解説鑑賞会は
作家たちの生(なま)を聞けるまたとない機会。これはぜひ。

 
それとカロリーナさんのワークショップは、
ご本人が講師というとても贅沢なワークショップ。
 
うう。本当に参加したい。
 
力のある作品ぞろいで、
こぶりな展覧会ながらとても楽しかったです。

 
 


美術館 浜口陽三 ヤマサコレクション 忘れられない、
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『グーグルに学ぶディープラーニング』


経ビッグデータ
『グーグルに学ぶディープラーニング』。
 

AI、機械学習、ディープラーニングって
同じものでしょ?
 
ずっとそう思っていました。
 
3者の関係は正確には
以下のようになるそうです。
 
 
・人口知能(AI)> 機械学習 > ディープラーニング  
 

つまり人工知能(Artificial Intelligence)の中に
機械学習が含まれ、
 
その機械学習の一手段が
ディープラーニング(深層学習)ということ。
 
ディープラーニングでは、人間は
(このように計算しなさいという)プログラムは書きません。
 
ニューラル(神経)ネットワークという
処理レイヤー(階層)を何枚も重ねて、
 
階層のひとつづつでは
単純な認識と処理をするだけです。
 
 
ディープラーニングが、過程を説明せずに
いきなり答えを提示するのは、
 
膨大な数のインプット/アウトプットモデル
だけを与えられて、
 
各階層の分析、理解、階層間の調整などを
自動化(自己完結)しているから。
 
つまりニンゲンサマに説明するように作られていないから、
という単純な理由のようです。
 
ただし、ある答えにたどり着いた過程を、
一般人にも分かるようAIに説明させるのは、
 
事象の理解が人とAIではまったく違うため、
逆に難しいのかも知れません。
 
 
何度かあった人工知能ブームのように
「今回もブームで終わるのではないだろうか」。
 
そんな声もお聞きします。しかし、
今回ばかりは本物なのだと思います。
 
AIの精度を増していくには
夥しい数のモデルを必要とします。
 
そこにインターネットの出現です。
  
大量データの収集・共有はまさに
インターネットの得意分野。
 
さらには回線やコンピュータの
スピードアップが拍車をかけています。
 
実用化間近の量子コンピュータ(桁違いの計算力)
力を貸してくれそうです。
 
 
とはいえ人工知能も万能ではなく、
彼らにも苦手な分野があるというのは新鮮でした。
 
AIによって得られたデータは
しょせんただのデータにすぎません。
 
一番大切なのはそのデータで
何ができるのか(何をしたいのか)。
 
ここに至ると、AIが人間の
仕事を奪う存在というよりも
 
人間が力を発揮するための
パートナーと言ったほうがいいのかも。
 
わたくし達側もAIの特性を理解して、
利用していく必要がありそうです。

ヒトに求められるのは、
ずばりクリエイティヴィティ。
 
 
まだ低い(らしい。ホントに!?)コンピュータの創造性。
ニンゲンサマも負けちゃいられません。


グーグル ディープラーニング AI
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國學院大學博物館 『いのちの交歓−残酷なロマンティスム−』


國學院大學博物館
『いのちの交歓−残酷なロマンティスム−』。
 

國學院大學博物館×岡本太郎記念館な企画展です。
 
 
人間の原罪のひとつは、
他者の命をもらわないと生きてはいけないこと。
 
他者の血肉をいただくことでしか、
生きられないのです。
 
他方、取り込まれたほうはいえば
他者の一部となって生き続ける。
 
あるいは、そんな言い方が
できるのかも知れません。
 
喰らい、喰われる関係。
 
岡本太郎はそれを
命の交歓と呼んでいました。
 
食べるとは。
命とは何なのか。
 
我々は、われわれでできているのか。
それとも他者で構成されているのか。
 
 
太郎はアーティストである前に、
たぶん思想家なのだと思う。
 
答えを求めようと、
 
より根源的な(プリミティブな)領域まで
意識を躍らせている、そんな感じがします。
 
その彼のアウトプットしたものがコトバであり、
時に彫刻であり、絵画なのだと思います。
 
 
神道、古代文明に強い國學院さんが
岡本太郎を咀嚼した企画展。
 
原始的な精神性とアートが
しっかり結んでいて面白かった。
 
なんと無料です。
 
 


國學院大學博物館 いのちの交歓 岡本太郎記念館 岡本太郎
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明けましておめでとうございます2018


明けましておめでとうございます。
 
2017年も小さな床屋さんをご利用くださいまして
誠にありがとうございました。
 
昨年は近しい方々のご逝去に、
人生の短さを想いました。
 
あらためて気づかされたことも多く、
もっとがんばらねばと、思いを新たにしております。
 
真っすぐにていねいに
一日一日と向き合ってまいります。
 
お気づきの点は今年もビシビシとご指摘下さませ。
 
2018年もまじめにこつこつセンス良く。
 
 
皆さまとって、より素晴らしい一年でありますように。


新年のご挨拶
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Master Rocca
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自由が丘・九品仏駅から7分の床屋さん、理容六花です。
髪の毛を切る、ただそれだけで気持ちが軽くなるのはなぜでしょうか。
床屋さん、自由が丘、美術館に読書。興味の向くままに、まとまりなく綴っています。
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スマートフォンの方もパソコン版が読みやすいと思います。PC版は自由が丘ブログTOPページからお入りいただけます。
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