感謝は態度であります

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出かける時は忘れずに

出かける時、以前は必ずバッグに文庫本を入れていた。



 



電車に乗るにも、病院に行くにも、本を持っていないと不安だった。読みかけで気になる本を持っていくこともあれば、その時々、その場に合った読みやすい本(いつでも閉じられる短編集か、時間を忘れるスト

ーリーか、など)を選んだりしていた。



 



そのうち、少しでもバッグを軽くしたいと思うようになって、「読みたい本」よりも重量のより少ない本を選ぶようになった。迷えばキッチンスケールで重さを計ったりして、1グラムでも軽い方の文庫本をバッ

グに入れた。



 



最後に持ち歩いていた本はなんだっただろう。

今は、スマホのkindleアプリで読めるものを読むだけだ。もう、バッグの中に本はない。



 



それが当たり前になった最近、電車の中で本を読んでいる人を見ると、何かよく分からない憧れを感じることに気づいた。電子書籍だって読書には変わらないのに、周りがスマホを見ている中、紙の本を読んでい

る人がことさら素敵に見える。きっとただの暇つぶしではない、何かとてつもなく面白い本、あるいは身になる本を読んでいるのだろうと思わされる。そんな本に出会えた人が羨ましい。



 



電車の中だけではない。劇場や映画館でも、上演前の薄暗い座席で本を読んでいる人に目が留まる。そういえば、先日客席に見かけた三谷幸喜さんは、ハードカバーの分厚い本を開いていた。それはまあ、人を寄

せ付けない方便であったかもしれないにしても、劇場と本を読む人の親和性は高いと感じる。(私は、暗いところでは読めないけれども)



 



昨日はミュージカルの幕間の休憩時間に、トイレの列に並びながら本を読んでいる人がいた。私の頭には聴き覚えたばかりのメロディーが鳴り続けているというのに、第一幕の余韻に浸ることなく本の世界に行く

人。それほど面白い本の正体が知りたいと思った。



 



いつだったかは、久しぶりに電車の中で少年マンガ雑誌を読んでいる男性を見た。少し離れたところからでもその絵柄がはっきりと見えて、あんなに文字も絵も大きかったっけと懐かしくさえあった。きっと気に

なる連載があったのだろう。短い時間だけ読んで閉じていた。またある時は、図書館の分類シールの貼られた小説を読んでいる女性を見た。そのどちらも、少し前までは珍しくもなんともない光景だったのに、「(重

いし嵩張るのに)持ち歩いてスキマ時間にも読まずにいられないのは、きっとものすごく面白い本であるからに違いない」という偏った尺度で考えている自分が可笑しくなる。



 



いつから私はこんなにも「重さ」やら「嵩張り」を毛嫌いするようになったのか。



 



そうだ、最後に持ち歩いた文庫本は『アルケミストー夢を旅した少年』(パウロ・コエーリョ)だった。

薄くて、軽くて。



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